コーディングした振り付けをプリンセス「ベル」が踊ってくれるエデュケーショナルトイで、初歩のプログラミング学習

アプリを使ってダンスの振り付けを作り、そのダンスを「美女と野獣」のプリンセス「ベル(ディズニー)」が踊ってくれるという玩具。製品名は「Dance Code featuring Disney Princess Belle」、販売ターゲットは5歳以上。アメリカの玩具大手「ハズブロ(Hasbro)」から発売されていてます。

なぜ商品名に「Codo(コード)」という言葉が使われているのか? その理由は、アプリの説明に「初歩のコーディングテクニックで振り付けを楽しむことができます」と謳われているように、この製品は、単なるお遊びトイではなく、遊びながらプログラム・コーディングを学べる「プログラミングトイ」だからです。

それに加えてもうひとつ。同じくアプリの説明に「Dancing is just a sequence of events (like coding)」とも書かれています。つまり、ターンをするとか、両手を高く広げるといったいくつかの動きの連続で構成されるダンスは、まるでプログラム・コーディングのようなもの…ということらしいです。確かにその通りですね。

プログラミング教育の必修化が生み出すライセンスチャンス

先日文部科学省が、「小学校でのプログラミング教育が2020年度から必修となる」と発表しました。

メディアには「カメ型ロボット」や「イモムシ型ロボット」を使ったプログラミングトイが紹介されていました。

カメもイモムシもいいと思いますが、女のお子さん向けには、この「ベル」のように有名なプリンセスキャラのほうが受けるのは想像に難くありません。

2020年度までに残された時間は僅かですが、キャラクターのライセンサーは、積極的に「プログラミングトイの領域」に進出することで、事業の拡大を狙うべきではないでしょうか。

ちなみにこの製品は、おそらく日本版は販売されていないようで、入手するとすればアマゾンなどから英語版(現時点で$99.99)を購入するしかないようです。